YESの備忘録

エイリアン、体感4文字。

スピードと文章の備忘録

はじめに

 

皆さんは「早い文章」をご覧になったことがあるだろうか。

 

あるものは熱量で、あるものは情報量で読者を置き去りにする、言い換えれば「力、迫力ある文章」に、皆さんは出会ったことがあるだろうか。

 

筆者の経験から言わせてもらえば、「早い文章」というものは確かに存在する。その様相をなすものは、文章という観点からみれば、往々にして脈絡の無さや技術の乏しさの目立つ稚拙なものであるが、読中、読後の疾走感と火照りは、並の文章の比ではない。

 

今となっては使われなくなった表現であるが、敢えて使わせてもらうならば、新聞や純文学など徹底して校閲された文章を「冷たい抽象」と例えるなら、それら速度ある生の文章は「熱い抽象」であると言える。そこにはもはや自分を見る隙などない。自己を圧倒する、けたたましく嘶く獣への羨望があるのみである。

 

今日の備忘録

 

さて、以上が「早い文章」の説明であるが、先にも述べたように、速度ある文章は凡人が丁寧に時間をかけても書けるものではない。

というのも、お行儀よく書こうとした時点で既に文章のスピードは失われているからである。ここまで本記事をお読みになった方なら納得がいくかと思われるが、これまでの私の文章は「読ませる」努力をしているがために、著しい文の失速が生じてしまっている。分かりやすくするために意図的に消している、というと聞こえはいいが、このような文では読了後の達成感や疾走感は到底得ることは出来ないだろう。

当然その文章が使われる用途、目的にもよるが、「読者に文を読ませる」という点においては「早い文章」から学ぶ点は多い。今日の備忘録ではそんな速度ある文章について考察し、実際にそれをしたため、凡人たる私のこれからの執筆に役立てていけるようにしていきたい。

 

 

*薄々お気づきになっているとは思うが、今回の記事の目的は「早い文章を書こう」である。ここからしばらく文章に速度を持たせるための考察を行うので、結末だけ見たい方は以下「早い文章」より飛んでいただければ。

 

 

考察

 

では、「早い文章の条件」とは一体何なのか。

 

先程「熱い抽象」「冷たい抽象」という例えを用いたが、せっかくなので芸術、特に抽象絵画の観点から、それらについて考察していきたいと思う。

 

まず、抽象絵画というものは、ざっくばらんに言えば「具体的なモチーフを用いない絵画」であると認識していただければいい。

人物や風景を写実的に描く具象絵画と双極を成すのが抽象絵画である。代表的な物で言えば、ジャクソン・ポロックの「No.5 1948」、ピエト・モンドリアンの「コンポジション2 赤、青、黄」など。

そしてまた、ポロックの絵画が「熱い抽象」とするなら、モンドリアンの絵画は「冷たい抽象」に類すると言える。

 

そんな抽象絵画であるが、それらを語るにあたってよく取り沙汰される表現手法が存在する。それは、絵画と等しく太古より人類に豊かさを与えてきた「音楽」である。

 

音楽と絵画の関係は深い。抽象絵画の始祖と謳われるワシリー・カンディンスキーは自身の作品と音楽の関係性を認め、同じく抽象画家のパウル・クレーはその考えをより発展させ、音楽の様々な技法、手法、記号を抽象と関連付け、その体系を確固たるものにした。

では、実際にどう関連があるのか。

音楽には三大要素というものが存在する。それは「リズム、メロディー、ハーモニー」である。絵画においてもこの考えは重要で、先に述べたクレーなどは「色彩の魔術師」と言われているように、色調の変化や線のリズムを巧妙に用いて、絵画画面に得も言われぬ豊かな情緒を生み出した。カンディンスキーなども、モネの「積わら」から得た「色と形のみで素晴らしい鑑賞体験を得る、味わわせることが出来る」という考えから、色とモチーフの構成を駆使し、画面にリズムとハーモニーを与えている。

 

さて、話を戻そう。「早い文章」「熱い抽象」に例えた私であるが、この解釈を広げ、抽象作品そのものに焦点を当てるとするなら、文章にも抽象作品と同じように「音楽」の一端が備わっていると私は考える。そして、その中でも特に文章と関係があるとにらんでいるのはリズムである。

文章に限らず、我々が話す言語にというものがあるのは皆さんもご存じであるだろう。「韻を踏む」という言葉があるように、私たちは言語にリズムを与える術を知らぬうちに手に入れている。身近なもので言えば「ダジャレ」、「ラップ」など。

 

ではこの韻という言語のリズム、これを意図的に操作すれば、文章においても早いリズムを加えられるのではないだろうか。

 

結論を急ぐにはまだ早い。これに加え、私は文章を加速する術がまだ存在することを知っている。

それは「緩急」である。韻がミクロなリズムであるとするなら、文章の緩急はマクロなリズム、文という音楽の全体をまとめあげる、最後の仕上げともいえる存在と言える。また、絵画と関連づけるなら、この緩急は絵画における構成。画面全体の雰囲気を整え、鑑賞者の視線を誘導するために作者が施す仕掛けである。一般的には「粗密」という表現をされることが多い。

花瓶を描こうとしたとき、作品の主役となる花瓶と同様な繊細な描写をその他背景などにも与えてしまうと、鑑賞者はどこを見ればよいのか悩み、作品そのもののピントがぶれてしまう。鑑賞した時、即座に主役がなんであるのかを判断させることが出来る技術。これも「スピード」の調整に関わっていると言ってよいだろう。

 

 

「韻」と「緩急」。「リズム」と「粗密」。

 

これらを文章に適応させ、言葉に速度を持たせれば、意図的に「早い文章」を作成することが出来るのではないだろうか。

長々と講釈をたれてしまい申し訳ない。ここまで読んでいただいたことに感謝の意を述べつつ、いよいよ速度ある文章の執筆にとりかかりたいと思う。熱量と情報量、それに才能という途方もない要素が含まれた「早い文章」というものが、果たして趣向を凝らし意図的に生み出すことが出来るのか。

以下よりその結果を記載しておく。ここまでのお付き合い、誠にありがとうございました。そしてまた、皆さんも「早い文章」を求めねばならなくなった時、この記事が少しもの助けになれば幸いである。

ではまた。

 

 

 

 

 

早い文章

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外アチアチすぎワロタ。

 

 

 

 

 

 

マジこの暑さダルビッシュ思わず反復横跳びしちゃいそう。シュンシュンシュンシュン。ヤバ、うちの反復横跳び大統領じゃんうますぎ爆ぜるいや爆ぜんなしスタバ行け無くなんべそれはマジ勘弁寝太郎ぐっすり侍。

#安眠なう#起床#速度ダンチ#全てにおいて

てか昨日外テクりちらかしてたらマジ太陽サンサン過ぎて生き返るかと思ったんだけどワタシ今も尚ご存命過ぎて受けちゃったよね。ワタシ生きてんじゃんって。

叫んじゃおうか迷ったけどばーちゃんからさんざん聞かされている話があって「ゲームって正直攻略本あるだけで十分楽しめる」って感じなんだけどマジで泣いちゃったよね。知恵袋すぎて。知恵袋というよりもはや袋。これからばーちゃんのことはエコバッグって呼ぶことに決めました。しわの間に通帳入れてたし。てかマジどこから目線w東京タワー上りまくり。ワンチャンよじ登れるとずっと思ってていつか試したいんだよ。なんか河童が昇る映画あってマジで感動した覚えあるし記憶それしかないまである。脳みそ一ミリなう。測ったことないけどギリイルカには勝てると思う。帯分数出来てたし、ワタシ。

ちなこれ最近パシャッた写メ。送っとくね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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雲、めっちゃカメラ目線でワロタ

 

 

 

 

ここで臨時ニュースです。ワタシ、空を飛ぶ。

 

 

ほぉ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空ってなんであんな青いん?

 

見たことないもんあんな青いの。最近見たので一番青いのゴミ袋だから青さに関して完全に後れを取ってるわけなんよ。

 

 

 

 

 

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生命......

 

 

 

ところで聞いた?マイやん小学生に張り手かましたって。なんかあっちが悪いらしくて先攻かけられたからカウンターかましたんだって。どすこい過ぎて笑っちゃうよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

......やだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

......やぁだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うそ、やじゃないw

 

いいよ、四股踏も。ワタシ土俵やるからそっちは行司。二人合わせて国技館てかお相撲さんを下から見るの初めてすぎる。多分世界初だからギネスも呼んじゃうね。

あんたといると本気で商い←誤字wするとしても株式w

 

そんなこんなでもう夜なっちゃったね。時間が過ぎるのマジ早すぎの木。もう十二時なんて信じらんないんだけど現実だから受け止めな?ワタシんちの掛け時計壊れてるから一生ウチは三時の世界で過ごすことになっちゃったんだけどおばあちゃんが一生三時のおやつ持ってきてくれるから食に困ったことはないわけ。べっこう飴って過剰摂取すると死んだりするん?そしたらワタシやばいかも。脇のにおいめっちゃ甘くなってきてる。ファンシー。

 

じゃあそろそろ切るね。うん、ワタシも楽しかった。また糸電話しようね。正直こうやってウチらが話せてるの奇跡だし、WI-FI通してもらえるよう都知事に頼んでみる。知り合いだよ。テレビで見たことあるし百合子が出てるのは全部録画してるから。

うん。じゃあまた。

 

 

え?

 

 

もう、いっつもそれじゃん......。

 

 

分かった。

 

 

 

 

大好きだよ。

 

 

 

 

ふふ、恥ずwあ~もうねよねよ。

はい、おやす.........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やば!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関にめっちゃゴブリンいるぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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