YESの備忘録

エイリアン、体感4文字。

完全の備忘録

はじめに

皆さんはクマムシという生物をご存じだろうか。

 

八本の足を有する緩歩動物で、体長は1㎜を下回るとても小さな生物なのだが、この生物に関して特筆すべき点はその耐久性にある。

例を挙げるなら以下のような点。

 

 

 

 

 

・極低温、極高温化でも生存可能。

 

・極乾燥、高圧力化でも同様。

 

・人間の致死量を大きく上回る放射線に耐える。

 

・銃で射出されても死なない。

 

・なんなら宇宙でも全然大丈夫。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どしたどした(笑)

 

 

見栄張り出した友人の信憑性の低い武勇伝の如く、思わず「落ち着け」と言ってしまいたくなるようなラインナップではあるが、なんとこのクマムシ本当に最強なのである。

ここまでくると恐ろしくなってしまうが、神の悪戯かな、このような生物でありながらも、捕獲、採取自体は近場で誰でもできるというのだから、これまた驚きである。

 

今日の備忘録

さて、話は変わるが、皆さんは生活していて「身体」に不自由を感じたことはないだろうか。といっても、それは関節の痛みや事故による後遺症などを指して問うているわけではない。体そのもの、に対してである。わかりやすい例を挙げるとするなら、

 

 

 

 

 

 

 

 

「箪笥の角に小指をぶつける」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いちゃいね~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!

 

そう、足の小指。生来より生まれ持ったれっきとした自身の肉体の一部であるのに、なぜかその存在を忘れてしまいがちな部位。当然目の前に箪笥があるわけだからそれを避けて歩こうとしているにもかかわらず、何故か小指だけ当たってしまう。そんな経験は誰しもが持っているのではないだろうか。

このように、太古より進化し成長してきた人類のその肉体は、未だ多くの欠陥を抱えている。そしてそれは人類に限らず生物全体に言えることでもあるだろう。

もし私が種の進化先に対する絶対的な権限を持っていたならば、真っ先に前述したクマムシのようなハイパーつよつよ生物への道を選択していたに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

いや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今からでも遅くなくない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、今回の備忘録は

 

 

 

 

「人類、完全体になる」

 

 

 

 

 

でお送りします。

 

構想

 

はい。

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ブログに飽きたわけではないので大丈夫。

 

これから新人類の創造を行うにあたって、文章では何かとわかりづらい描写が多々出てくるであろうと思われるので、素体となる画像を用意した。

この画像は筆者本人であるが、私個人の身体的特徴という記事のノイズとなりそうな要素をできる限り排除するため、なぜか家のクローゼットにあった「エイリアン」のコスプレを着用させてもらった。別のノイズでは?という意見はお断りさせていただく。

あとなぜか頭だけ紛失してしまったので画像加工で対処しているが、銀タイツのみではレアなストレッチマンみたいな風貌になってしまうので、可及的速やかに頭部を捜索したい。

 

準備が整ったところで早速新人類の創造を開始していくが、まずは先にも述べたように足の小指を削除していく。

こう言うとなんか冷酷なギャングの尋問みたいでかっこいいね。

 

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はい。

最初なので、まずは視覚的な変化の少ない、順当に効率重視の部位から。

これでこのエイリアンは箪笥の角に小指をぶつけることは無くなった。この調子でどんどん改善していこう。

 

股間

 

次に旧人類の肉体において欠点と言える部位、それは股間である。某漫画の劇中でも述べられているように、股間、特に男性の物においてはいわば「むき出しの内臓」。弱点丸出しで生活を行っているも同然なのである。

しかしながら、ただ削除するのみでは意味がない。女性においても股間が弱点であるのには変わりがなく、そもそも股間というものは一目でその位置が確認しやすいというのも問題の一つであると私は考えている。

四足歩行の動物は股間を頭より後ろ、加えて地面に向けうかつに手出しできないようにしているにも関わらず、人類の不用心さたるや、下に位置しているのみで、攻撃そのものはいともたやすく可能であるのだ。

その点を踏まえたうえで、「防御をより強固に」「位置がわからないように」股間を強化していきたい。

 

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はい。

どうだろうか。皆の予想通りだったかな?もしそうじゃなかったとしても現実を受け入れなさい。お前もいずれこうなる。覚悟しておけ。

 

というわけで着々と完璧な新人類へ向けて進化していっている私であるが、一応解説として、

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多数の足を配置することで股間への攻撃を防御。加えて地面に接していない足を常に股間の前で組んでおくことで、しっぽを腰に巻いておくサイヤ人の如く常時弱点の防御に専念することが可能となるのだ。

 

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また、多脚化したことで突然の刺客に対しても

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

 

股間しかなくない?」

 

 

と、突然酒池肉林に放り込まれた変態のような考えを抱かせ、一時的な混乱と一生残るトラウマを残すことができる。こうなってはこの刺客が二度と私の元へ現れることはなく、そもそも誰も近寄ってくることがなくなるという寸法である。

これでこのエイリアンは人類を憎み孤独を愛するようになった。この調子でどんどん進化させていこう。

 

・頭

 

二つ弱点を克服したとしても、まだ人類の欠陥は星の数ほどある。

その一つが「頭」である。

これまで述べてきたように、人間の身体は我々が思っている以上に脆い。そんな中でも特に必殺必死な部位と言えば、「脳」「心臓」であるだろう。少しでも損傷を受けただけで生命に危機を及ぼすスーパーウルトラ精密機械であるにもかかわらず、骨と肉という防護のみで、心許ないことこの上ない。

そして特に信じがたいのが、「頭」に位置する「脳」である。脳は少し揺さぶられたり衝撃を与えられただけで 意識 というもはや個人の意志ではどうしようもない領域に多大な被害を及ぼすのであるが、皆さんもご存じの通り、

 

 

頭、体 の 一 番 上 な の で あ る 。

 

もうこうなってしまっては「ウケる」の一言しかない。

揺れや衝撃が弱点であるにもかかわらずほかのどの部位よりも高い位置に鎮座しており、自分がこけたときのことなど微塵も気にしていないのだ。

何がどうしてこうなった?人体の設計を中抜きして下請けに回し続けたのか?

社会の闇を垣間見たところで、早速改造に取り掛かろう。この哀れな生物を陽の元へと連れ出すために。

 

 

 

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闇来ちゃった。

 

完全に道案内を間違え、あれよあれよとアビスを下ってしまった結果私は完全な魔物へと変貌してしまった。こうなってはもう

「タスケテ」「コロシテ」

としか発話することができないだろう。いったい誰がこんなことを。

 

しかしながら、待ってほしい。最初に書いたクマムシも、最強生物ではあるものの容姿に関しては気軽に褒められたナリではない。むしろ、容姿の美醜から解き放たれることは、最強生物への登竜門のようなものなのではないだろうか。

そう思わないか?野獣。

野獣「ベル……。」

あ、でもお前結局イケメンな上王子とかいう勝ち組だったか。帰りなさい。

野獣「ベル……………。」

 

さて、ここまでくればもう最強生物への道は近い。頭は突然の衝撃を未然に防ぐ位置に置かれ、多脚化したことによって、箪笥に足をぶつけるどころかコケるという概念そのものを消し去ることに成功した。それと同時に美という価値観までも遠くに置き去りにしてきてしまったわけだが、今回の記事はあくまで「つよつよ生物」を目指すことが目的。もはや迷いなどない。

そんな訳で、その後生存上欠点となる残りの部位を詰めていき、ようやく「完全体」となった新人類が完成した。これで人類はもう一つ””上””のステージへと上がることが出来る。

もったいぶっても仕方ないので、さっそくお見せしよう。こちらが試行錯誤の上誕生した、「めちゃつよ君」である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

code "another dimension"

 

ID  *********

passcode  **********     

 

humanity..........normal

detection of incorrect divinity..........not detected

system..........all green 

access..........complete

 

 

 

 

 

authentication  CLEAR

 

 

 

 

 

hello, administrator.

 

 

 

 

 

 

 

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爆誕

 

努力の甲斐あって、遂に人類の最終進化を目にすることが出来た。

多腕多足化したことによりあらゆる攻撃に対して対応することが可能となり、イカロスの時代より人類が求めてやまなかった翼を手にした彼は制空権をも支配する所となり、もはや地球上においては彼に仇成す者はいないだろう。

進化の果て、光輪を得るに至った彼の次なる到達点は上位空間への入門である。彼は一個人、人類という枠組みを離れ、世を統べる不可視の王となった。もはやこれ以上私の介入する余地はない。後はこれから訪れる永遠の安寧を待つのみである。

 

 

 

いかがだっただろうか。今後、もし皆さんも人間の限界に気づきそれらを改善したくなったら、この記事を参考にしていただきたい。

 

......といっても、これは備忘録。あくまでこの考えを忘れたときのための備えのようなメモであり、言うまでもないがこの記事はお遊び(笑)。実際にこんな生物は存在しないし、暇な時間の慰みにでもなれば幸いである。

 

 

ではまた次の記事d

 

 

 

 

 

 

 

 

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